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それ夏バテ?それとも熱中症?症状の違いと正しい対処法

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それ夏バテ?それとも熱中症?症状の違いと正しい対処法

それ夏バテ?それとも熱中症?症状の違いと正しい対処法

2026/08/03

「なんか体がだるくて食欲もない…夏バテかな」と思っていたら、実は熱中症の初期症状だった

——そんなケースが夏に急増しています。

夏バテと熱中症は混同されがちですが、原因も対処法も全く異なります。熱中症を夏バテだと思って放置すると、重症化して命に関わる事態になることもあります。

今回は夏バテと熱中症の違いを正しく理解し、適切な対処・予防ができるよう詳しく解説します。

夏バテとは?

夏バテとは、夏の暑さによって体の機能が低下し、慢性的な疲労・倦怠感・食欲不振・睡眠障害などが起こる状態のことです。医学的な病名ではなく、夏の暑さが続く中で体が消耗した状態の総称として使われます。

夏バテの主な原因は3つです。

まず自律神経の乱れで、室内外の温度差や熱帯夜による睡眠不足で自律神経のバランスが崩れ、体の機能が全体的に低下します。次に消化機能の低下で、暑さで食欲が落ちて栄養不足になったり、冷たいものの食べすぎで胃腸が弱ったりします。そして疲労の蓄積で、体が体温調節のために大量のエネルギーを消費し続けることで、慢性的な疲労が蓄積します。

夏バテの症状は、倦怠感・だるさ、食欲不振、胃もたれ・消化不良、睡眠の質の低下、集中力・やる気の低下、軽い頭痛などで、「なんとなく体がしんどい」状態が続くのが特徴です。基本的に命に関わる状態ではありませんが、放置すると秋になっても回復しない「秋バテ」につながることがあります。

熱中症とは?

熱中症とは、体温調節機能が限界を超えて体温が異常に上昇し、体にさまざまな障害が起きる状態のことです。夏バテと異なり、短時間で重篤化する可能性がある緊急性の高い状態です。

熱中症は重症度に応じてⅠ度〜Ⅲ度に分類されます。

Ⅰ度(軽症)の症状はめまい・立ちくらみ(熱失神)、大量の発汗、筋肉のけいれん・こむら返り(熱けいれん)、体のだるさ・気分の悪さです。涼しい場所への移動と水分・塩分補給で回復できます。

Ⅱ度(中等症)の症状は頭痛、吐き気・嘔吐、体のだるさ・虚脱感、集中力・判断力の低下です。自力で水が飲める場合はⅠ度と同様の対処を行いますが、改善しない場合は医療機関への受診が必要です。

Ⅲ度(重症)の症状は意識障害・けいれん・呼びかけへの反応が鈍い、体が熱い(高体温)、まっすぐ歩けないなどです。すぐに救急車を呼ぶ必要があります。

夏バテと熱中症の見分け方

最も大きな違いは「発症の速さ」と「体温の上昇」です。夏バテは数日〜数週間かけてじわじわと症状が現れますが、熱中症は高温環境にいる中で短時間で急激に症状が出ます。また熱中症では体温が上昇している(38℃以上になることもある)のに対し、夏バテでは体温は正常範囲内です。

以下の症状がある場合は夏バテではなく熱中症の可能性が高いため、すぐに対処が必要です。突然のめまい・立ちくらみ、大量の冷や汗、強い頭痛・吐き気、顔が真っ赤になっている、体が熱い・皮膚が熱く乾燥している、意識がもうろうとしている・呼びかけへの反応が鈍いなどが該当します。

熱中症になったときの正しい対処法

【ステップ① 涼しい場所へ移動する】
エアコンの効いた室内や日陰など、涼しい環境にすぐ移動させましょう。本人が動けない場合は周囲の人が助けてください。

【ステップ② 衣服を緩め体を冷やす】
ネクタイ・ベルト・衣服の首元を緩め、体の熱を逃がしやすくします。首・脇の下・太ももの付け根(鼠径部)には太い血管があるため、保冷剤や冷たいタオルを当てると効率よく体温を下げられます。

【ステップ③ 水分・塩分を補給する】
意識がしっかりしていて自力で飲める場合は、経口補水液やスポーツドリンクで水分と電解質を補給します。意識が朦朧としている・嘔吐している場合は無理に飲ませず、すぐに救急車を呼んでください。

【ステップ④ 改善しない場合はすぐに救急車を】
涼しい場所で休んでも30分程度で症状が改善しない場合、Ⅲ度の症状(意識障害・高体温・けいれん)がある場合は迷わず119番を。熱中症は適切な処置が遅れると死亡や後遺症のリスクがあります。

夏バテ・熱中症を予防するための習慣

【予防① こまめな水分・電解質補給】
「のどが渇いたら飲む」では遅すぎます。1〜2時間ごとにコップ半分〜1杯の水分を意識的に補給しましょう。運動時・外出時はスポーツドリンクや塩飴で電解質も補給を。1日の目安は1.5〜2Lです。

【予防② 暑い時間帯の外出を避ける】
気温・暑さ指数(WBGT)が高い正午〜15時の外出はできる限り控えましょう。外出する場合は帽子・日傘・冷感グッズを活用し、日陰を選んで移動します。

【予防③ 十分な睡眠と栄養補給】
睡眠不足は熱中症・夏バテ両方のリスクを高めます。寝室のエアコンを適切に使い、質の良い睡眠を確保しましょう。食欲がない場合でも、エネルギー補給と体の回復に必要なビタミンB群・ミネラル・たんぱく質を意識して摂ることが大切です。

【予防④ 暑熱順化を意識する】
急に激しい運動をしたり、連日猛暑の中に出続けたりすることは熱中症リスクを高めます。体を暑さに慣らす「暑熱順化」を意識し、徐々に活動強度・時間を上げていきましょう(7月⑦でも詳しく解説しています)。

体の回復力を高める整体のアプローチ

夏バテが慢性化している場合、単なる疲労ではなく自律神経の乱れや骨格のゆがみが回復を妨げているケースがあります。特に夏に猫背・前傾姿勢が強くなると呼吸が浅くなり、自律神経の切り替えがうまくできなくなります。整体で骨格のバランスを整え、自律神経の働きをサポートすることで体の回復力が高まります。「毎年夏になると体が回復しない」「夏バテが秋まで続く」という方はぜひ一度ご相談ください。

まとめ

夏バテは慢性的な消耗、熱中症は急性の体温調節障害です。この2つは見た目の症状が似ていても原因・緊急性・対処法が全く異なります。めまい・突然の頭痛・意識の変化があれば熱中症を疑い、すぐに対処を。慢性的なだるさ・食欲不振が続く夏バテには、水分・栄養・睡眠・適度な運動のセルフケアと、必要であれば専門家のサポートを取り入れましょう。8月は最も熱中症・夏バテが増える月です。また、現在熊本地震によって水道電気がストップしている地域の方々は熱中症に注意してください。

正しい知識で体を守れるよう心がけてくださいね!

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