休んでも取れない疲れ・秋バテとは?神経整体でできるアプローチ【宇都宮・いろは接骨院】
2026/10/15
「最近ずっと身体が重い」
「7時間くらい寝ているのに、朝から疲れている」
「涼しくなったのに、夏より身体がだるい気がする」
「何をするにも億劫で、やる気が出ない」
「病院で検査をしたけれど、大きな異常はないと言われた」
夏から秋へ季節が変わる頃、このような体調の変化を感じる方がいます。
一般的には「秋バテ」と呼ばれることがあります。
夏バテという言葉はよく聞きますが、
「涼しくなったのに、どうして疲れているんだろう?」
と思いますよね。
まず知っておいてほしいのは、「秋バテ」は正式な病名ではないということです。
夏の暑さによる睡眠不足や疲労、食欲の変化、運動量の低下などが残ったところへ、秋の気温や生活リズムの変化などが重なり、
・身体がだるい
・朝スッキリしない
・食欲が出ない
・集中できない
・身体を動かす気になれない
といった不調を感じている状態を、一般的に「秋バテ」と表現しています。
そのため、
「秋バテ=自律神経が壊れている」
と考える必要はありません。
今回は、秋になるとなぜ疲れが抜けないと感じる方がいるのか、自律神経はどのように関係しているのか、そして身体の面からできることについて詳しくお話しします。
そもそも「疲れが取れない」とはどういう状態?
患者さんから、
「寝ているのに疲れが取れないんです」
と言われることがあります。
ここで一つ確認したいのが、
「何時間寝たか」と「寝て休めたか」は同じではない
ということです。
例えば7時間ベッドに入っていても、
夜中に何度も目が覚めている。
寝つくまでに時間がかかっている。
朝早く目が覚めてしまう。
いびきや無呼吸がある。
暑さで浅い睡眠が続いている。
という状態であれば、
「時間は寝ているけれど、朝スッキリしない」
ということがあります。
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、睡眠時間だけでなく、**「睡眠で休養がとれている感覚=睡眠休養感」**を高めることが重要とされています。
だから、
「7時間寝ているから睡眠は問題ない」
と時間だけで判断しないことが大切です。
秋バテを感じやすくなる理由① 夏の睡眠不足が残っている
秋の不調について考えるとき、10月だけを見るのではなく、
7月・8月にどんな生活をしていたのか
まで振り返ってみてください。
夏は、
暑くて寝苦しい。
夜中に目が覚める。
エアコンの温度調節で何度も起きる。
朝早く暑くなって目が覚める。
という方も少なくありません。
実際、日本人約6万8千人の客観的な睡眠データを解析した研究では、睡眠時間や睡眠効率などに季節変動があり、夏は他の季節より睡眠の質が低下する傾向がみられました。
数日程度なら問題なくても、
こうした睡眠が何週間も続けば、9月や10月になったからといって、その日のうちに疲労がゼロになるわけではありません。
「秋になって突然体調を崩した」
というより、
夏から少しずつ積み重なっていたものが、秋になって表面化している
という方もいると思います。
理由② 暑い夏に身体を動かす量が減っている
夏は暑いため、
「外へ出なくなった」
「ウォーキングをやめた」
「休日も家で過ごすことが増えた」
という方もいます。
すると、自分では気づかないうちに身体を動かす量が減っていることがあります。
その状態が秋まで続けば、
少し歩いただけで疲れる。
階段が以前よりきつい。
休日は横になっていたくなる。
ということもあります。
疲れているから動かない。
動かないから以前より身体を動かすことが大変になる。
さらに動かなくなる。
という流れには注意が必要です。
厚生労働省の身体活動・運動ガイドでも、「今より少しでも多く身体を動かすこと」と、座りっぱなしの時間を長くしすぎないことが推奨されています。
もちろん、
「秋バテだから毎日1時間運動しましょう」
という意味ではありません。
体調が悪いときは、
5〜10分歩く。
家の中で少し動く。
仕事の合間に立つ。
軽くストレッチする。
そのくらいから始めても構いません。
理由③ 秋の気温変化に身体は対応している
秋になると、
朝は涼しい。
昼間は暑い。
夕方になるとまた冷える。
という日も増えてきます。
人間の身体は、外の気温が変わっても体温を一定の範囲に保とうとしています。
暑いときには発汗や皮膚血流を調節し、寒いときには熱を逃がしすぎないように調節します。
こうした体温調節には、脳や自律神経を含む複雑な仕組みが関わっています。
つまり、季節が変わっても身体は何もしていないわけではありません。
環境に合わせて、身体の中では細かな調節が続いています。
ただし、
「寒暖差があると自律神経が疲弊して壊れる」
という意味ではありません。
睡眠不足や疲労、運動不足、食生活などが重なった状態では、環境の変化も含めて「身体がついていかない感じ」を強く感じる方がいる、と考える方が自然です。
そもそも自律神経とは?
「秋バテ=自律神経」
という説明をよく見かけますが、そもそも自律神経とは何でしょうか。
自律神経は簡単にいうと、
自分で意識しなくても、身体の状態を環境に合わせて自動的に調節してくれている神経
です。
例えば、
心拍。
血圧。
発汗。
体温調節。
消化管の働き。
排尿。
など、さまざまな身体機能に関係しています。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
よく、
交感神経=活動・緊張
副交感神経=休息・回復
と説明されます。
イメージとしては分かりやすいのですが、
「交感神経は悪い神経」
「副交感神経を高めれば疲れが取れる」
という単純な仕組みではありません。
運動するときには交感神経の働きが必要ですし、消化や休息には副交感神経の働きが重要になります。
大切なのは、
どちらか一方を強くするのではなく、そのときの状況に合わせて身体が調節できること
です。
「自律神経が疲れ切っている」と考えなくていい
秋バテについて、
「夏に自律神経を使いすぎて、自律神経そのものが疲れ切っています」
と説明されることがあります。
ただ、医学的には「自律神経が電池のように消耗して空になる」と考えるものではありません。
自律神経は、暑さや寒さだけでなく、運動、食事、睡眠、ストレスなど、さまざまな状況に応じて常に身体を調節しています。
ですから、
「自律神経を休ませなければ」
と自律神経そのものを意識するより、
自律神経が対応している身体や生活の負担を一つずつ減らしていく
と考えた方が分かりやすいと思います。
例えば、
睡眠不足を減らす。
身体を少し動かす。
食事を抜きすぎない。
仕事の合間に休む。
身体に力が入りっぱなしにならないようにする。
といったことです。
なぜ「寝ても疲れが取れない」の?
元の説明では、
「副交感神経が働かないから身体が修復できない」
と説明されることがあります。
ただ、睡眠中の自律神経活動は睡眠段階によって変化しており、
睡眠=ずっと副交感神経優位
という単純なものではありません。
それよりも患者さんには、
「睡眠時間は足りていますか?」
「夜中に目が覚めませんか?」
「朝起きたときに休めた感覚がありますか?」
「寝る直前まで仕事やスマホをしていませんか?」
「いびきを指摘されていませんか?」
などを確認する方が実用的です。
特に、
「8時間寝ているのに毎日ものすごく眠い」
「いびきがひどい」
「夜中に息が止まっていると言われる」
という場合は、睡眠時無呼吸症候群などが隠れていることもあります。
整体だけで解決しようとせず、医療機関で確認することも大切です。
秋バテと食欲低下
秋バテを感じる方の中には、
「食欲がない」
「食べると胃が重い」
という方もいます。
だからといって、
「自律神経が乱れて栄養を吸収できなくなっています」
とまでは言えません。
ただし、夏から食欲が落ちた状態が続き、
朝食を抜く。
昼食も簡単に済ませる。
水分も十分に取れていない。
という生活になっていれば、身体を動かすためのエネルギーが不足しやすくなるのは当然です。
「秋バテに効く特別な食べ物」を探すより、
- 朝昼晩を極端に抜かない
- たんぱく質を取る
- 主食を極端に減らしすぎない
- 野菜や果物も取る
- 水分をこまめに取る
といった基本的な食生活をまず整えてみてください。
「夏バテ」と「秋バテ」はまったく別のもの?
夏バテと秋バテを、
「夏バテ=暑さ」
「秋バテ=自律神経」
と完全に別のものとして分ける必要はありません。
むしろ、
夏の暑さ→睡眠不足→食欲や活動量が低下→疲れが残る→秋になって生活や気温が変化→それでもなかなか調子が戻らない
というように、夏から秋まで連続していると考えた方が分かりやすい場合があります。
「涼しくなれば自然に全部回復する」
とも限りません。
夏の生活で崩れたリズムが、そのまま秋まで続いていることもあります。
秋バテかな?と思ったら確認してほしいこと
次の項目を一度振り返ってみてください。
・寝ても休んだ感じがしない
・朝起きるのがつらい
・夜中に何度も目が覚める
・食欲が落ちている
・一日ほとんど身体を動かしていない
・長時間座っている
・休日は横になっていることが多い
・首、肩、背中がずっと緊張している
・夏から生活リズムが乱れたまま
・仕事や家庭で忙しい状態が続いている
いくつ当てはまったかで「秋バテ」と診断するものではありません。
大切なのは、
今の身体に負担をかけているものを見つけるためのチェック
として使うことです。
今日からできる秋バテ対策
【朝の光を浴びる】
睡眠リズムを整えるうえで、朝の光は重要です。
起きたらカーテンを開ける。
可能なら少し外へ出る。
朝に身体を動かす。
という習慣をつけてみてください。
休みの日だからといって昼過ぎまで寝続けると、翌日の睡眠リズムが崩れる方もいます。
毎日完璧に同じ時間でなくても構わないので、大きく変えすぎないことを意識してみてください。
【「疲れているから動かない」を続けすぎない】
身体がだるいときに、
「運動なんて絶対無理」
と思う方もいると思います。
体調が悪い日に無理をする必要はありません。
ただ、
一週間ほとんど歩かない。
休日は一日中横になっている。
仕事中もずっと座っている。
という状態が続いているのであれば、まず少しだけ身体を動かしてみてください。
- 10分歩く
- コンビニまで歩く
- 仕事中に立つ
- 軽く肩を回す
- 階段を一階分だけ使う
このくらいでも構いません。
厚生労働省も、身体活動量が少ない方ほど「今より少しでも多く身体を動かす」ことを勧めています。
【お風呂を「疲労回復の儀式」として使う】
「お風呂に入ると少し身体が楽になる」
という方もいます。
入浴だけで秋バテが治るわけではありませんが、
身体が温まる。
仕事から休息へ気持ちを切り替える。
寝る前にスマホを見る時間を減らす。
という意味でも利用しやすい習慣です。
「絶対に40℃で15分」
などと細かく決める必要はありません。
のぼせない範囲で、自分が心地よいと感じる方法で構いません。
【「睡眠時間」より朝の状態も確認する】
毎朝、
「何時間寝たか」
だけでなく、
「朝、休めた感じがあるか」
も確認してみてください。
例えば、
睡眠時間 7時間
休めた感じ 3/10
夜中に3回起きた
というように簡単に記録しても構いません。
2〜3週間続けると、
「仕事が忙しい日の夜は眠りが浅い」
「休日に寝すぎると翌日つらい」
「運動した日は比較的よく眠れる」
など、自分のパターンが見えてくることがあります。
いろは接骨院では秋バテに何をするの?
いろは接骨院では、
「神経整体で自律神経をリセットして秋バテを治す」
という考え方で施術をしているわけではありません。
秋バテのようなだるさを相談される方の中には、
「首から肩までずっと力が入っている」
「背中がガチガチ」
「呼吸がしにくい感じがする」
「身体を動かしていなくて全身が重い」
という身体の不調を一緒に抱えている方もいます。
その場合には、
首の動き。
肩まわりの緊張。
背中や胸郭の動き。
身体全体の動き。
呼吸したときの身体の動き。
などを必要に応じて確認します。
神経整体によるソフトなアプローチ
施術には「神経整体」というソフトな手技を取り入れています。
強く揉む。
無理に身体をひねる。
骨をボキボキ鳴らす。
といった施術ではありません。
その方が不快に感じにくい刺激で身体の状態を確認しながら、
首。
肩。
背中。
必要に応じて腰や全身。
と身体を見ていきます。
施術によって、
身体の力が抜けやすくなった。
首肩が動かしやすくなった。
身体が軽く感じる。
呼吸がしやすく感じる。
という変化を確認しながら進めていきます。
ただし、
「頸椎や胸椎を整えることで自律神経の信号伝達が回復する」
とまでは説明していません。
一般的な脊椎の「ゆがみ」が自律神経の伝達を妨げ、それを矯正することで秋バテや睡眠が改善する、という仕組みが確立されているわけではないためです。
施術だけでなく「生活」を一緒に見る
秋バテのような状態では、
施術を受ける。
その日は身体が軽い。
でも夜中まで仕事。
睡眠時間5時間。
一日中座りっぱなし。
食事も不規則。
という生活が続いていれば、身体の調子が安定しにくいのは当然です。
そのためいろは接骨院では、施術だけではなく、
睡眠。
身体活動。
仕事中の休憩。
食事。
日常生活。
なども必要に応じて確認します。
「施術で全部治す」のではなく、今の身体に負担になっているものを一緒に減らしていく。
これが大切だと考えています。
「秋バテだと思っていたら別の病気だった」ということもあります
ここは非常に重要です。
「疲れが取れない」
「身体がだるい」
という症状は、秋バテだけにみられるものではありません。
例えば、
鉄欠乏性貧血。
甲状腺疾患。
糖尿病。
睡眠時無呼吸症候群。
感染症。
薬の影響。
うつ病などの心身の不調。
さまざまな原因で慢性的な疲労が起こる場合があります。NHSも、持続する疲労の背景として貧血、糖尿病、甲状腺疾患、睡眠時無呼吸など複数の疾患を挙げています。
だから、
「10月だから秋バテだろう」
と自己判断しすぎないでください。
このような症状がある場合は医療機関へ
特に、
・何週間休んでも強い疲労が続いている
・以前と比べて明らかに疲れ方が違う
・息切れ、動悸がある
・顔色が悪いと言われる
・急激に体重が減った
・異常に喉が渇く
・発熱が続いている
・いびきや睡眠中の無呼吸を指摘されている
・日常生活ができないほど気力が低下している
といった場合には、
「自律神経かな」
「秋バテかな」
と考える前に、一度医療機関で相談してください。
また、
「以前検査して異常がなかった」
としても、症状が変わっているのであれば改めて受診することが大切です。
「自律神経を整えること」をゴールにしない
自律神経について悩んでいる方ほど、
「どうしたら副交感神経を上げられますか?」
「自律神経を正常に戻したいです」
と考えがちです。
でも、自律神経そのものを操作することを目標にする必要はありません。
眠れる。
朝起きられる。
食事が取れる。
仕事ができる。
身体を動かせる。
休んだらある程度回復できる。
こうした生活ができることの方が大切です。
私は、
「自律神経を整える身体」よりも、「環境の変化があっても対応できる身体」を目指す
という考え方の方が分かりやすいと思っています。
秋になって身体の調子が戻らない方へ
「夏はなんとか乗り切ったのに、秋になって急にしんどくなった」
という方は、秋だけを見るのではなく、
夏からちゃんと眠れていたか。
身体を動かしていたか。
食事は取れていたか。
仕事が忙しくなかったか。
身体にずっと力が入っていなかったか。
というところまで一度振り返ってみてください。
秋バテは、
「自律神経が疲れ切っているから」
という一つの理由だけで説明するものではありません。
睡眠。
活動量。
食事。
疲労。
ストレス。
気温や生活環境の変化。
身体の緊張。
いろいろなものが重なっていることがあります。
「休んでも疲れが取れない」
という症状があると、
「自律神経が乱れているのかな?」
と思う方も多いと思います。
確かに、自律神経は体温調節や心拍、消化などさまざまな身体機能に関係しています。
ただし、
秋バテの正体=自律神経の慢性疲弊
と決めることはできません。
夏からの睡眠不足。
活動量の低下。
食生活の変化。
仕事や家庭での疲労。
秋の気温や生活環境の変化。
こうしたことが重なり、
「涼しくなったのに身体が戻らない」
と感じている方もいます。
まずは、
しっかり眠る。
朝に光を浴びる。
少し身体を動かす。
食事を極端に抜かない。
座りっぱなしを減らす。
といった基本的なことから見直してみてください。
いろは接骨院では、秋バテそのものを整体で治すのではなく、首肩・背中の緊張や身体の動きづらさなどを確認し、神経整体というソフトな手技と、運動・睡眠・生活習慣のセルフケアを組み合わせながら身体をサポートしています。
「休んでも身体の重さが抜けない」
「夏からずっと調子が戻っていない」
「首肩もガチガチで、身体全体が疲れている感じがする」
「病院では大きな異常はなかったけれど、身体の状態も一度見てほしい」
という方は、宇都宮市のいろは接骨院までご相談ください。
一つの原因に決めつけるのではなく、今の身体と生活の中に何が負担になっているのかを一緒に整理するところから始めてみましょう。
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