【ばね指】

皆さんご存知ですか？

 

 

ばね指は女性に多くみられる病気なのですが

ブログをご覧になっている方の中にも

経験があるという方もいるのではないでしょうか？

 

ばね指、聞いたことがない。

という方は今回のブログで少しでも知っていただけたら

幸いです！

 

 

 

 

 

 

今回のブログでは

・指の構造、ばね指の状態

・ばね指の症状

・ばね指の原因

について説明していきます！

 

 

指の構造

下の図は、指の付け根部分を絵にしたものです。

絵のものは人差し指から小指までの４本の指の構造です。

 

 

 

指を曲げる腱の周囲には

滑膜性腱鞘（かつまくせいけんしょう）と呼ばれる鞘があります。

これは指を曲げる際に、腱がスムーズに滑走することを助けています。

 

さらに、指の腹側に靭帯性腱鞘と呼ばれるトンネルがあります。

靭帯性腱鞘は腱が浮き上がらないよう止める役割をしています。

その中を滑膜性腱鞘が通過することにより

スムーズな指の動きが得られるのです。

 

 

下の図は、親指の付け根の部分を絵にしたものです。

 

 

４指とは少し構造は異なりますが

滑膜性腱鞘と靭帯性腱鞘の働きは同じです。

 

 

 

ではここからはばね指になると

指の腱がどのように動いているのか

説明していきます。

 

 

下の図は、指を曲げ伸ばしした時の滑膜性腱鞘の動きを示したイメージ図です。

 

 

正常な状態では

靭帯性腱鞘の中をスムーズに滑膜性腱鞘が通り抜けることができます。

 

しかし手の使い過ぎなどで

滑膜性腱鞘が炎症を起こした場合

腱が肥厚し滑膜性腱鞘のすべりが悪くなり

靭帯性腱鞘のトンネルをくぐるときに

ひっかっかってしまいスムーズに通過できなくなります。

 

この状態が続くと痛みや熱感、

指を曲げた時のひっかっかり感が生じてきます。

 

 

 

ばね指の症状

指の付け根で腱と靱帯性腱鞘の間で炎症が起こると

“腱鞘炎”という状態になります。

すると腱鞘の部分で腱の動きがスムーズに動かなくなり

指の付け根に痛み、腫れ、熱感が出てきます。

 

この状態が進行するとばね現象が生じて

ばね指となってしまうのです。

 

 

ばね指のセルフチェック

・指が曲がったまま戻らない

・曲がった指を戻そうとするとカクンと戻る

・朝、指の強ばりや動かしにくさがある

・指の曲げ伸ばし時に引っかかり感がある

・手のひら側の指の付け根に痛み、腫れ、熱感がある

 

いかがでしたでしょうか？

１つでも当てはまっている場合はばね指の可能性があります。

 

特に１，２個目に当てはまった場合

ばね指の可能性がかなり高いので放置せず

早めに接骨院・整骨院や整形外科に受診するようしてください。

 

 

 

 

 

ばね指の原因

 

ばね指になってしまう原因は

最初に伝えた手をよく使う人が挙げられるのですが

その他にもなりやすい原因が存在します。

 

それは更年期や妊娠・出産後の女性です。

 

この時期の女性は

閉経・骨粗鬆症や筋力低下

妊娠、出産によって

女性ホルモンのバランスが変化します。

 

それに伴い

腱や腱鞘が弱くなり

ばね指になる方が多いのです。

 

 

 

女性でも男性でも

ばね指は基本的に手の使い過ぎが原因なので

なり始めは指を使わないよう

テーピングやサポーター等で指を動かないようにします。

 

最初は保存治療で済むのですが

放置し悪化してしまうと

手術が必要になるケースもあります。

 

 

ですのでまずは自己判断をせず

整形外科や接骨院等で診てもらうことを

オススメします！

 

 

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました😄