側湾症
2024/09/302024/10/02
側湾症は、背骨が横方向に湾曲してしまう状態を指します。
通常、脊椎は正面から見るとまっすぐで横から見るとS字にカーブをしているのですが、側湾症の場合、正面から見た際に「S字」や「C字」型に曲がることがあります。
この状態は、子どもから成人まで幅広い年齢層に見られますが、特に成長期に多く見られます。
側湾症の主な種類
側湾症は主に4タイプに分けることができます。
①特発性側湾症
側湾症の中で最も一般的で、原因が明確でないものを指します。
特に思春期特発性側湾症が多く、10歳前後に発症し、成長とともに進行することがあります。
②先天性側湾症
胎児の発育時に脊椎の形成異常が起こり、出生時から側湾が見られるものです。
脊椎が適切に発達しないために発生します。
神経筋性側湾症
③脳性麻痺や筋ジストロフィーなど、神経や筋肉の病気が原因で起こる側湾症です。
筋力が弱いと、脊椎を正常に支えることができず、側湾が進行することがあります。
④退行性側湾症
年齢とともに椎間板や脊椎が劣化することで、成人になってから側湾症が発症するケースです。
特に高齢者に見られ、腰痛や背中の痛みを伴うことが多いです。
症状
体の非対称性:肩の高さが異なったり、ウエストラインが非対称になるなど、体の片側が高く見えることがあります。また、立位で前屈をした時、背中が非対称に見えます。
疲労感:長時間姿勢を維持することが難しく、筋肉に負担がかかりやすくなります。
背中や腰の痛み:痛みは特に成人の側湾症で多く見られ、長時間立っていたり座っていたりすると悪化することがあります。
呼吸困難:重度の場合、胸郭の変形により肺が圧迫され、呼吸が困難になることがあります。
施術方法
治療方法は側湾症の進行度や患者の年齢、症状によって異なります。
軽度の場合、当院でも十分に施術を行うことができます。
弱くなってしまっている、元々弱い筋力を強くしたり、硬くなってしまっている筋肉の柔軟性を向上させ、痛みや姿勢の改善を行います。
また、ソフトで優しい施術で骨格へもアプローチをすることで、側湾症の進行を和らげるようにしていきます。
重度の側湾症の場合、脊椎の固定手術や矯正手術が必要になることがあるため、専門医への受診をお勧めします。
側湾症が軽度であれば日常生活に大きな支障はありませんが、進行すると姿勢や体のバランスが悪くなり、痛みや疲労感が出ることがあります。特に成長期における早期発見が重要です。また、成人では筋力トレーニングやストレッチを取り入れ、背骨や筋肉をサポートすることが、症状の悪化を防ぐために役立ちます。
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