胸郭出口症候群
2021/10/072023/03/07
みなさんの中に
肩が凝ったり
腕や背中がだるくなったり
という症状でお悩みではありませんか?
そんな症状を病院・接骨院で伝えると「肩こり」ですね
と言われることが多いと思いますが
その中にも実は肩こりとは別の病気が隠れているかもしれません。
その隠れた病気とは「胸郭出口症候群」と
言うものです。
胸郭出口症候群って聴きなれない言葉だし
それって何だろうと思われる方も多いのではないでしょうか?
今回のブログでは
胸郭出口症候群の
・原因
・肩の圧迫されやすい部位
・見つけ方
・改善方法
について説明していきます。
なで肩のみでは肩こり等の症状は現れませんが
そこにストレスや不良姿勢などが加わることで
肩こりや腕のだるさといった症状が出てくるのです。
肩の解剖
次の絵は右首から右肩にかけての解剖図です。
この疾患は、「胸郭出口」と呼ばれる
神経と血管の通り道での圧迫により
様々な症状が出てきます。
上の絵の赤丸で囲んだ2箇所の部分で
血管や神経が圧迫されるのが原因です。
もう少し細かく説明すると
①緑色の丸
前斜角筋、中斜角筋と第1肋骨の間で圧迫されたものを
「斜角筋症候群」
②オレンジ色の丸
第1肋骨と鎖骨の間で圧迫されたものを
「肋鎖症候群」
③青色の丸
小胸筋と肋骨の間で圧迫されたものを
「過外転症候群or小胸筋症候群」
といいこれらを総称したものを
胸郭出口症候群というのです。
胸郭出口症候群の見つけ方
胸郭出口症候群かどうかの見つけ方は
主に2つあります。
1つははテスト方法です。
胸郭出口症候群には6つのテストがあり
そのテストを行うことで
胸郭出口症候群か否か
陽性の場合どこで圧迫されているかが分かります。
もうひとつの見分け方はレントゲンです。
胸郭出口症候群の方と正常な方のレントゲンを比べると
2点の特徴があります。
1つは首のレントゲンです。
胸郭出口症候群の患者さんのは正常な方に比べ
首が長く見えるのが特徴的です。
2つ目は鎖骨のレントゲンです。
正面からレントゲンを撮ってみると
鎖骨が水平になっています。
普通は鎖骨はややV字型に写って見えるものなのですが
肩が下がっているために鎖骨が引っ張られて
鎖骨が平行になってしまいます。
胸郭出口症候群の方は日常生活に支障があるとすると
例えば
数分、腕が肩よりも高い位置で作業をしたり
電車のつり革を持っていたりすると
腕がだるくなったり、血の気が引いたように感じたり
することがあります。
また、手の親指側・小指側にしびれやだるさ
の症状が見られることもあります。
このような症状が見られた際には
放置せず整形外科や接骨院に受診するよう
心がけてください。
改善方法
改善方法は
肩こりに対してのマッサージや
肩周辺の筋肉のストレッチングを行います。
しかし、こういった施術も大切ですが
これだけでは根本的な解決にはなりません。
大切なのは日ごろからのケアです。
姿勢を正しくしたり
十分な睡眠を取り疲れをためないに心がけたり
お風呂などで温めて血行を良くすることが
改善につながります。
いかがでしたか?
腕の痛み・だるさもある肩こりをお持ちの方は
もしかすると違う病気も隠れているかもしれません。
心配な方は一度
専門の先生に見てもらうことを
おすすめします!
最後まで読んでいただき
有難うございました😊
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