いろは接骨院
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肘部管症候群

肘部管症候群

2021/10/172023/03/07

みなさんこんにちは😃

 

突然ですが

みなさんの中で

 

机などの角に肘をぶつけ

指先にしびれを感じたこと

がある方いませんか?

 

わざと肘の内側を叩いたりしても

しびれが出てくることもあります。

 

 

 

実はこの肘の部分で神経が長く圧迫されると

小指側がしびれてくるという

「肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)」

という疾患があります。

 

ブログを読んでくださっている方の中には

聞いたことある!という方もいるかと思いますが

大半の方が聞き馴染みのない疾患だと思います。

 

 

 

今回のブログでは

・肘部管症候群とは?

・起こりうる原因

・検査方法

・改善方法

 

についてご説明していきます。

 

 

 

肘部管症候群とは?

 

 

最初にも軽く触れましたが

肘の部分で神経が長く圧迫され

小指側がしびれてくるものを

肘部管症候群と言います。

 

 

肘を酷使していると

肘周りの筋肉や関節が炎症を起こしてしまい

手の神経を圧迫することで

小指側にしびれが出てきます。

この手の神経

・橈骨神経(とうこつしんけい)

・正中神経(せいちゅうしんけい)

・尺骨神経(しゃっこつしんけい)

と3つあり

この肘部管症候群では

尺骨神経が圧迫してしまうことで

症状が現れます。

 

 

しびれる場所は主に

手のひら手の甲どちらもしびれる感覚があり

小指と薬指の外側(小指側)に

しびれを感じます。

 

また小指、薬指が

伸ばしにくい・伸ばせない

といった症状も現れます。

 

 

このしびれる期間が長くなると

青い部分が「萎縮」と言って

筋肉が段々と痩せてきてしまいます。

 

 

 

 

 

もう少し詳しく説明していきます。

次の絵は尺骨神経の走行です。

 

 

上腕骨の内側に沿って

肘の内側を通っていきます。

 

この尺骨神経はこのあと

小指側の感覚を感じるようになっています。

 

なのでこの尺骨神経に問題が起こると

小指と薬指がしびれるのです。

 

そしてこの尺骨神経が肘関節部分を通る場所を

「肘部管」といい

この部分で神経が圧迫され

しびれの症状が出ているものを

肘部管症候群というのです。

 

 

起こりうる原因

肘部管症候群が起こる原因として

・手の使いすぎ

・肘の変形

・肘周りの骨折

・神経の腫れ

 

などが挙げられます。

 

 

①手の使いすぎ

大工さんや配送業者の方など

仕事で指先をたくさん使うと

前腕の筋肉が硬くなりしびれの症状が現れます。

 

②肘の変形

肘関節の酷使や年齢によって

肘関節が変形してしまいます。

変形すると

神経の通り道が圧迫されやすくなってしまうため

しびれの症状が現れやすくなってしまいます。

 

③肘周りの骨折

肘周りの骨折が起きている時は

関節周りの腫れによって

しびれの症状が出る場合がありますが

その場合は腫れが引いてくれれば問題ありません。

それよりも、骨折後

肘が変にしてくっついてしまうと

変形を起こし、しびれの症状が現れることがあります。

 

④神経の腫れ

先ほどあげた「肘部管」という場所で

神経が圧迫され続けると

神経が瘤のように腫れてしまうことがあります。

この状態を「偽神経腫」といい

しびれの症状が現れます。

 

 

また柔道や野球(特にピッチャー)の

スポーツをしている人にも

見られやすい傾向があります。

 

 

検査方法

・チネルサイン、チネル徴候

神経が圧迫されている肘の内側を

指や道具を使い軽く叩きます。

この時、小指側にしびれが認められた場合

肘部管症候群と考えられます。

 

フローマンサイン、フローマン徴候

 

親指と人差し指で紙を挟みます。

その後

反対の手や誰かに紙を引っ張り

患側の手で紙を引き抜かれないように耐えます。

 

紙を引き抜かれないようにする時

親指を曲げ耐えた場合

肘部管症候群と考えられます。

 

この親指が曲がってしまう理由としては

尺骨神経が挟む動作で使う筋肉(母指内転筋)を

支配しており、しびれにより

力の入れにくさや筋力低下を伴うからです。

 

 

この2つの検査に加え

レントゲン等でも検査することもあります。

 

 

改善方法

一過性のものであれば

基本的に保存療法になります。

 

肘周りの圧迫を取り除けるよう筋肉を緩めたり

肘に負担がかからないようテーピングをしたり

して、しびれの症状がなくなるようしていきます。

症状は2〜3週間程度で改善されます。

 

 

一過性のものでなかったり

日常生活に支障をきたすレベルで

しびれが出ている場合は

肘部管を広げる手術を行うこともあります。

 

 

指のしびれや変形を認めた場合

できるだけ早い段階で治療を受けられることを

おすすめします!

 

 

 

最後まで読んでいただき

有難うございました😊

 

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