シナプス

みなさん、こんにちは！

 

いろは接骨院です。

 

今日は神経のお話をしようと思っていますが

その中でも「シナプス」について

話していこうと思います。

栃木　宇都宮　神経整体　交通事故

シナプスとはニューロン同士を接続ところで

人が様々なことを経験したり

色んなことを学習したりすることで

それを記憶し、変化します。

 

シナプスの働きは

ニューロンから受け取った情報を

そのまま流すのではなく

シナプスの大きさを調節し

情報の伝わりやすさを操作しています。

 

このシナプスの変化を

『シナプスの可塑性』といいます。
 

シナプスの可塑性は

よく使う記憶を蓄積し

よく使われない記憶を削除して

情報を整理するという働きもあります。

 

 

「忘却」は

マイナスなものとして捉われがちなのですが

これが正常に動作しないことが

精神疾患の原因にも繋がっていると考えていて

「忘却」はむしろ必要なものなのです。

 

 

人の長期記憶の容量は

無限だと言われていますが

 

失敗を繰り返し

学習し

修正し

ミスを減らしていくことで

改善される可能性があります。

 

例えばみなさんにも

経験があると思いますが

小さい時に自転車を乗る練習をしましたよね？

 

 

初めから自転車に乗れた人は

いないと思います。

 

たくさん転んで

少しずつバランスが取れるようになって

少しずつ長い距離乗れるようになって

 

ふとした、何かを掴んだタイミングで

今までが嘘かのように

乗れるようになったと思います。

 

 

この失敗をする

という過程がとても大切で

そうした経験によって

脳の働きを変えることができるのです。

 

 

ではなぜ歳を重ねると

今までできていたことが

だんだんとできなくなったり

スピードが遅くなって行くのでしょう。

 

それは

細かくて密だった神経回路の網目が

老化によって

だんだん粗くなっていくからです。

 

だから思い出すきっかけが

ネットワークの中にあれば、

それをたどって記憶を引き出すことができるので

スピードが遅くてもできたりします。

老化により細胞は減ってしまいますが

脳の働きが悪くなる一方なのか

と言えばそうでもありません。

 

思い出す努力、使う努力をしていれば

ある程度のシナプスの数を維持することが

できると言われています。

 

 

 

ですので

このブログを読んでくださっているみなさんも

「歳だからできない」

「しばらくやっていないからできない」

ではなく動かすことを思い出し動ける体にしていきましょう。