花粉症
2025/03/012025/03/01
春の訪れとともに、多くの人を悩ませる「花粉症」。
くしゃみ・鼻水・目のかゆみなどの症状がつらい季節ですが、東洋医学では花粉症は 体質や気のバランス によるものと考えられています。
今回は 東洋医学の視点から花粉症の原因や対処法 を解説し、自然なケア方法をご紹介します。
🌿 花粉症の主な症状
花粉症の症状は西洋医学的には アレルギー反応 として説明されますが、東洋医学では 「気・血・水」の乱れ と関連していると考えます。
【代表的な症状と東洋医学の考え方】
鼻水が止まらない・水っぽい鼻水 → 「水滞(すいたい)」 … 体内の水分バランスが崩れている
鼻づまりがひどい → 「気滞(きたい)」 … 気の巡りが悪く、鼻の通りが悪くなっている
目のかゆみ・充血 → 「熱(ねつ)」 … 体にこもった熱が目に影響
くしゃみ・倦怠感 → 「肺の弱り」 … 免疫系のバランスが崩れている
では、なぜこのような症状が起こるのでしょうか?
🌱 花粉症の東洋医学的な原因
東洋医学では 花粉症は体の防御力(=正気)が弱まり、外邪(=花粉)が侵入しやすくなる 状態と捉えます。
🔍 主要な原因
① 肺の弱り(肺虚・肺気虚)
肺は呼吸を司るとともに、外敵(花粉)を防ぐバリアの役割を担います。肺が弱ると、アレルギー反応が強く出やすくなります。
② 胃腸の不調(脾虚・湿邪)
胃腸(脾)が弱ると、体内の水分バランスが崩れ 鼻水やむくみ の原因になります。冷たいものや甘いものの摂りすぎが影響します。
③ 気血の巡りが悪い(気滞・瘀血)
ストレスや自律神経の乱れが気の巡りを悪くし、鼻づまり・目のかゆみ などの症状を引き起こします。
④ 腎の衰え(腎虚)
腎は生命エネルギーの源。腎が弱ると免疫力が低下し、花粉症になりやすくなります。加齢や疲れ、睡眠不足が関係します。
🌿 東洋医学的・花粉症の対処法
東洋医学では 「体質改善」 を基本とし、症状を和らげるために 食養生・ツボ押し・漢方・生活習慣の改善 などを行います。
🍵 ① 食養生(食べ物で体質改善)
食事で「肺・脾・腎」を整えることが大切です。
✅ 積極的に摂りたい食材
肺を潤す → 白い食材(大根、れんこん、長芋、白ごま)
胃腸を整える → 消化の良いもの(玄米、おかゆ、発酵食品)
腎を強化 → 黒い食材(黒ごま、黒豆、昆布、しいたけ)
❌ 控えたい食材
冷たいもの・甘いもの(ジュース、アイス、パン) → 水分代謝を悪化
油っこいもの・添加物 → 気の巡りを妨げる
💆♂️ ② ツボ押し(花粉症対策に効くツボ)
花粉症に効果的なツボを押すことで、症状を和らげます。
✅ おすすめツボ
迎香(げいこう):鼻の横(鼻づまり改善)
合谷(ごうこく):親指と人差し指の間(免疫調整)
太陽(たいよう):こめかみ(目のかゆみ対策)
1日2〜3回、気持ちいい程度の強さで押してみてください。
🌿 ③ 漢方(体質改善のサポート)
漢方薬は体質に合わせて選ぶことが大切です。
✅ よく使われる漢方
小青竜湯(しょうせいりゅうとう) → 鼻水・くしゃみに
葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい) → 鼻づまりに
補中益気湯(ほちゅうえっきとう) → 免疫力アップ
薬局や漢方専門店で相談する
🌞 花粉症を悪化させない生活習慣
花粉症を和らげるためには、日頃の習慣が大切です。
✅ やるべきこと
朝起きたら 白湯を飲む(体を温める)
お風呂で 首・肩を温める(血流促進)
深呼吸&軽い運動(気の巡りを良くする)
睡眠をしっかりとる(免疫力アップ)
❌ 避けるべきこと
夜更かし(腎を弱らせる)
冷たい飲み物(胃腸を冷やす)
ストレス(自律神経を乱す)
できることから始めてみましょう!
花粉症は 「体質のバランスが崩れることで発症する」 と東洋医学では考えられています。
日頃の 食事・ツボ押し・漢方・生活習慣 で体のバランスを整えることで、症状を和らげることができます✨
「薬に頼らず、自然な方法で花粉症を軽減したい!」という方は、ぜひできることから始めてみてくださいね🌿
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