貧血②
2022/08/252023/03/07
さて今回は貧血についての後半のブログになります。
後半では
・貧血を予防するための栄養素
・スポーツ貧血とは
・スポーツ貧血の原因
について説明していきます!
貧血を予防するための栄養素
貧⾎を予防するためには
日ごろから赤血球・ヘモグロビンを作るための栄養素
鉄・亜鉛・葉酸・ビタミンB12などをバランスよく
食事から摂るように心がけるのが1番です。
鉄
・肉類:レバー、卵黄
・海産物:煮干し、あさり、しじみ、ひじき
・野菜:ほうれん草、小松菜、ごま
など
亜鉛
・肉類:牛肉、豚レバー
・海産物:牡蠣、かつお節、するめ
など
葉酸
・肉類:レバー
・海産物:海藻、海苔
・大豆、ドライマンゴー
など
ビタミンB12
・肉類:レバー
・魚類:鮭
・海産物:煮干し、二枚貝
など
が代表的な食べ物です。
この中でも「亜鉛」は
日本人が不足しやすい食べ物のひとつです。
・元々、摂取する量が少ない人
・アルコールをよく摂取する人
は貧血だけでなく
亜鉛不足による味覚異常や皮膚炎、抜け毛がみられたり
子どもですと成長障害
女性ですと妊娠にも影響があります。
ですので
積極的に亜鉛は摂るよう心がけてください。
スポーツ貧血とは
前回のブログで貧血についてお話ししましたが
貧血は貧血でも
運動をする人に見られる貧血を
「スポーツ貧血」といいます。
スポーツ貧血とは激しい運動をすることで起きる貧血で
足の踵を打ちつける衝撃によって赤血球が壊され
ヘモグロビンが血球外に溶出する「溶血」に
よって貧血を起こします。
陸上の長距選手やサッカー
バレーボール、バスケットの選手など
足裏に強い衝撃を与える競技に多いといわれています。
スポーツ貧血の原因
ではなぜスポーツ貧血が起こってしまうのでしょうか?
スポーツ貧血と一般的な貧血との
間には違いがいくつかあります。
①貧血の診断となる検査数値の基準の違い
運動をする人は運動をしない人と比べ
酸素需要が高いため
普通の貧血の診断基準よりは高めの基準が必要になります。
スポーツ貧血と一般的な貧血の違い
スポーツ貧血
ヘモグロビン(g/dl)
男性:14〜5以上、女性:13〜4以上
フェリチン(ng/ml)
男性:40〜50以上、女性:30〜40以上
に対し
一般的な貧血
ヘモグロビン(g/dl)
男性:13以上、女性12以上
フェリチン(ng/ml)
男性・女性:12以上
という基準があります。
数字を見てもらってわかるように
一般的な数字だけを見ていると
異常がないように見えたとしても
スポーツをしている人は
スポーツ貧血の基準から見てみると
貧血状態であると考えられることがあります。
②鉄分の不足
鉄分の不足は一般的な貧血でもあげましたが
少し内容が異なります。
・運動量増加、筋肉量の増加による鉄分の需要の増加
・腸での鉄の吸収力低下
・食事からの鉄分不足
・汗、消化管からの出血、血尿により鉄が失われる
③溶血
・筋肉の強い収縮による血管内溶血
・足底部(足の裏)への繰り返す衝撃による赤血球が破壊される
これらの他にも
疲労やストレス、エネルギー不足からも
貧血になりうることがあります。
いかがでしたか?
貧血は短な病気ではありますが
知らないことも多かったのではないでしょうか?
一般的な貧血、スポーツ貧血によって
治療する目的や改善が異なりますので
ご自身の体調、状況に応じて専門の先生に診てもらうよう
してくださいね!
最後まで読んでいただき
有難うございました😊
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