TFCC損傷
2022/02/192024/07/13
みなさんこんにちは😃
今回のブログの内容は
前回も少し触れたように
「TFCC損傷」についてお話しします。
手首の怪我は
中学生や高校生の部活動の外傷でよく見ますが
それ以外にも
手をよく使う労働者や主婦などでよく見られます。
今回の「TFCC損傷」という名前は
一見、聞き馴染みのないものですが
手首の小指側の部分での痛みの原因にはこの疾患が多く見られます。
TFCC損傷は
テニスやバトミントンなどのラケットスポーツをする
中高生や成人の方
他には床に手を強くついたときなどの
外傷をきっかけに発症します。
手首の構造
TFCCとは
「三角線維軟骨複合体(さんかくせんいなんこつふくごうたい)」
のことをいいます。
TFCCを構成するのもには
7つのものが関係してきます。
まず
①尺骨三角靭帯
②尺骨月状骨靭帯
③掌側橈尺靭帯
④背側撓尺靭帯
の4つの靭帯がそれぞれの骨を
繋ぎ止める役割を担っています。
4つに加え
⑤関節円板
が関節内に存在し
関節円板を中心にまわりにある4つの靭帯で
ハンモックのような構造を取り
手首にある小さい骨を支え
それを吊り下げるようになっています。
さらに
⑥尺側側副靭帯
⑦三角靭帯
たちが手首を捻る動作をした時の安定を
保てるように働いています。
これら7つが複合体となり
手首の外側の安定を保ち
この複合体の総称を
「TFCC( Triangular Fibrocartilage Complex)」
と呼ぶのです。
症状
主な症状は
手首を捻った時に痛みが見られることです。
ペットボトルの開閉時や
ものを持った時など
手首に一時的に負荷がかかった際に
痛みが見られます。
また痛みに伴い
握力の低下が見られるのも特徴的です。
前回、尺側手根伸筋の腱鞘炎について
ブログを上げましたが
TFCC損傷、尺側手根伸筋腱鞘炎以外にも
手首を捻ることで痛みが発症する病状があります。
・尺骨突き上げ症候群
・尺側手根伸筋腱脱臼
・遠位橈尺関節障害、変形性関節症
・前腕骨間膜障害
など手首の外側だけでもこれだけの病状があります。
ですので痛みの原因、場所を正確に突き止めてあげる
必要があります。
治療法
主な治療法としては
・ギプス固定
・包帯だけでの固定
・テーピング
があります。
痛みが強く、日常でたくさん手を使う人は
痛みを早く引かせるためにも最初は動かしずらくても
ギプスによる固定がいいでしょうし
スポーツなど
手首をどうしても動かさなければならないことがある人は
テーピングでの固定をオススメします。
もちろんそこは患者様の要望に合わせて
対応させていただきますの
ご安心ください。
たかが手首が痛いだけと
放っておくと痛みが長引くこともありますので
3〜4日経っても痛みが変わらないようであれば
早めに受診するようしてください!
最後まで読んでいただき
有難うございました😊
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いろは接骨院
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