指の第１関節に痛み、変形が出てしまう病気を

へバーデン結節と言うものがあります。

 

 

 

 

今回のブログでは

 

・へバーデン結節の症状

・へバーデン結節の原因

・へバーデン結節の似た疾患

・へバーデン結節の対処法

 

について説明していきます。

 

 

 

 

へバーデン結節の症状

 

へバーデン結節は

人差し指から小指の４本の指にかけて第１関節に

 

・赤みが出る

・腫れる

・痛みが出る

・曲げにくい

・強く握れない

 

といった症状が現れます。

 

 

基本的には人差し指から小指の４指に起こるのですが

ごく稀に親指にも起こることがあります。

 

 

 

 

 

へバーデン結節の原因

 

最初にお伝えすると

へバーデン結節になってしまう原因は不明です。

手をよく使う方に多く見られる方、女性に多い傾向がありますが

はっきりとした原因は今の医学ではわかっていません。

 

 

手をよく使う方（ピアニストや料理人）

水分不足

筋力不足

女性ホルモンの低下

 

 

などが現段階、原因として考えられています。

 

 

 

へバーデン結節の似た疾患

 

指の痛みを訴えて来院される方の中には

関節リウマチなのではないかと

心配されて来られる方もいます。

 

関節リウマチもへバーデン結節も

指の変形が症状としてあるのですが

この２つの病気には大きな違いが３つあります。

 

１つ目は

朝のこわばりがあるかどうかです。

 

朝起きてから手指の動かしにくさを感じたり

力の入りにくさを感じますか？

 

 

関節リウマチの場合

こわばりが朝がピークで日中にかけて徐々に和らぎます。

 

へバーデン結節の場合は

こわばり感はさほど強くなく、痛みや動かしにくさが

１日を通して変わることが少ないです。

 

 

 

２つ目は

見た目（変形）です。

 

関節リウマチは

尺側変位やボタン穴変形、スワンネック変形、Z字変形

といった手の変形が見られるのに対し

 

 

 

 

へバーデン結節は

第１関節にのみ

片側または両側が腫れが見られたり

ミューカシストと呼ばれる水ぶくれのようなものが

できることがあります。

 

 

 

 

ですのでへバーデン結節の場合

痛みなども少なく、見た目を気にしなければ

日常生活で問題になることはありません。

 

 

３つ目は変形が起こる場所です。

 

関節リウマチは

指の第２、３関節で起こる割合が９０％です。

 

逆にへバーデン結節は第１関節にしか起こりません。

 

ですので第１関節の変形は

関節リウマチの可能性はかなり低いと思われます。

 

 

 

へバーデン結節の対処法

 

当院では

指を曲げ伸ばしで痛みがある場合は

テーピングを痛みのある関節部分に巻き、動きを制限する

対処を行います。

 

 

指が変形してきて関節リウマチではないかと不安な方は

まずは整形外科っで見てもらってください。

 

レントゲンや血液検査等を行い

関節リウマチであるのか

それともヘバーデン結節やブシャール結節なのか

診断してもらうようしてください。

 

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました😄