今回のブログでは

外反母趾について説明していきます！

 

 

ブログを読んでいただいている方の中にも

すでに外反母趾になってしまい悩んで要る方もいるかと思います。

 

 

今回は

・外反母趾で何が問題か

・外反母趾の運動法

の２点について説明していきます！

 

 

 

 

 

 

外反母趾の問題

 

外反母趾になると痛みだけでなく

変形、たこなど足全体の問題が出てきてしまいます。

 

そのため普段の歩き方や靴なども含めて

足に関することを見直してあげる必要が出てきます。

 

 

 

 

 

上の図は左が正常な足、右が外反母趾の足です。

正常な足の場合では

母趾の外反角度（青の矢印の幅）がさほど広くないですし

母趾と示趾の角度も広がりは大きくありません。

 

しかし右の外反母趾の場合では

外反角度（青の矢印の幅）が広く

母趾と示趾の角度も大きくなります。

 

つまり外反母趾の場合

足の横アーチが広がってしまい

いわゆる開帳足という状態の足になります。

 

 

 

 

このように、足の形状が変わってしまうのは

母趾を取り巻く筋肉群のバランスが崩れてしまうことが

原因としてあげられます。

 

 

 

外反角度が強くなると

母趾内転筋が引っ張る力が強くなり

相対する母趾外転筋は緊張してしまい

働きが弱くなってしまいます。

 

そして、外反角度が強くなった状態で靴を履くことで

母趾の変形している所と靴の内側が当たり

皮膚の下で粘液包ができてしまうのです。

 

 

 

 

 

 

外反母趾が生じている足では

単に母趾が変形しているのではなく

足全体が何らかの変形を生じていることになります。

 

 

 

 

 

 

 

外反母趾に伴って生じる足の弊害は

どんなものがあるでしょうか？

 

 

 

１つ目は「バニオン」と呼ばれる

先ほど出てきた皮下粘液包です。

 

 

母趾の内側や小趾の外側

などに硬くできてしまうものを

言います。

 

 

 

２つ目は胼胝（べんち）と呼ばれる

いわゆるタコができてしまいます。

 

本来、足の接地時に直圧がかかりにくい第２中足骨頭が

開帳足になることによって地面に当たり痛くなり

皮膚が硬くなってくるといった症状が出てきます。

 

 

 

 

 

 

その発生のメカニズムは

 

 

１つ目の理由として

通常体重移動で蹴り出す足の指は

赤い矢印のように親指なのですが

外反母趾になると親指側で蹴りだしをすることができず

第２・３中足骨頭を通って蹴りだすことになります。

２つ目の理由として

開帳足になっているためです。

横アーチが崩れて体重が第２・３中足骨頭にかかります。

つまり従来はあまり体重がかからないところに負担がかかってしまいます。

 

 

 

以上のようなことから

タコができるのはもちろんですが

骨の中足骨頭部にも痛みを訴える

患者様が多くおられます。

 

 

 

 

 

 

外反母趾の運動法

 

運動法は、１番は足底筋のトレーニングをすることが最優先です。

 

なぜなら足底部のアーチが低下していることが原因で外反母趾になり

中足骨頭部痛やタコによる痛みが出てきてしまうからです。

 

 

足底筋を鍛えて

使えていない足裏の筋肉を動かすようにします。

 

 

 

 

足底筋のトレーニング

 

タオルを手繰り寄せて、足底筋を鍛えるトレーニングです。

しっかりタオルを掴み、引き寄せ、タオルを離す。

慣れている方はタオルの先端に重しをのせて負荷をかけて行います。

 

 

足底筋のセルフマッサージ

 

足底筋の疲れを解消するために

ゴルフボールや硬式のテニスボール

ストレッチボールなどで

足底筋のマッサージを行うと疲労感は軽減されます。

足底のアーチの低下がある方や外反母趾の方におすすめです！

 

 

 

 

いかがでしたか？

 

外反母趾はひどくなると

手術が必要になる場合があります。

 

変形や痛みが軽い場合は

靴の改善や

トレーニング・ストレッチを

行ってあげることで

改善や変形の現状維持をすることができます。

 

 

今日から始められることもあると思いますので

まずはセルフケアをしてあげましょう。

 

 

自分自身がどの程度の変形か知りたい人や

痛みがなかなか改善されない人は

１度ご来院ください！！！